個人事業者が株式会社を設立することのメリット・デメリット

個人事業者が株式会社を設立することを「法人成り」と言います。
この法人成りには、メリットとデメリットがあります。

1つ目のメリットは、設立して2年間は消費税の納付が免除される点です。
消費税を納付の有無は、2年前の売上高が基準となります。
法人成りした年と翌年の2年前は事業がないため、消費税が免除されます。

2つ目のメリットは、社会的信用度が上がることです。
株式会社は個人事業者と比べて高い信用度を持つため、民間金融機関からの借入がしやすくなり、株式会社でしか受注できない仕事も請け負うことができます。

3つ目のメリットは、株式会社は有限責任であるという点です。
出資者は自分の出資分についてのみ責任を負うため、事業を失敗したとしても、経営者個人の財産まで支払いが及ぶことはありません。

一方で、株式会社にはデメリットもあります。
1つ目のデメリットは、株式会社の運営には会計や税務上の事務的な手間が格段に増える点です。
2つ目のデメリットは、株式会社設立には法人登記費用が必要な点です。
株式会社の場合は20万円程度ですが、資本金とは別に必要なため注意が必要です。

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