個人事業主と実質一人会社との違い

個人事業主と実質一人会社との違いは、事業主が「個人」か「法人か」です。
どちらも一人で事業を行うという意味では同じですが、報酬の受け取り方など、異なる点がいくつかあります。

例えば、報酬面です。個人事業主は売上と事業主の収入が直結していますが、一人会社の事業主が受け取る報酬は、あらかじめ定められている会社からの役員報酬となります。

また、事業の責任範囲も異なります。
一人会社の形態である株式会社や合同会社の場合、事業の責任は自分が出資した範囲内に留まる有限責任ですが、個人事業主ではすべての責任を負う無限責任です。

さらに、節税面では個人事業主よりも一人会社の方が有利となるケースが多いため、個人事業主としてある程度の売上が発生した段階で株式会社や合同会社を設立し、実質一人会社に法人成りすることもあります。

実質一人会社といっても法人として事業を行っているため、個人事業主と比較すると社会的信用が高く評価される傾向があります。
それぞれのメリット・デメリットを理解しておきましょう。

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