個人で融資を受けているが、それを会社の資金にしたい。出来るのか
一般的に、個人の融資は会社としてではなく、個人として借りた資金を指します。
そのほとんどは資金使途が個人消費に限られ、事業性資金の利用を禁止しています。
このように、事業性資金を禁止している融資については会社の資金には利用できません。
では、個人が利用できる事業性資金の融資はどうでしょうか。
主なものに日本政策金融公庫、制度融資、ビジネスローンなどがありますが、申請には個人の事業に関する事業計画書や決算書の提出が必要です。
申請時と違う事業での融資利用は資金使途違反となり、金融機関から一括返済を求められたり、新たな借り入れができなくなったりすることがあります。
したがって、事業性資金の融資であっても、会社の資金には利用できないのです。
しかし、使途が自由な融資であれば会社の資金として利用が可能になります。
代表的なものに、消費者金融のカードローンがありますが、消費者金融の中には事業性資金の利用を制限しているものもあるので、注意が必要です。
まずは、自身が受けている融資がこれらの条件を満たしているかを確認しましょう。