借入をしたいがいくら位借りれるのか分からない
創業して間もない会社が銀行から借り入れられる金額は、一般的に資本金の2倍程度であるといわれています。
例えば、資本金が400万円なら、その2倍の800万円が借入限度額になります。
現在は資本金が1円でも株式会社を設立できますが、このように資本金の大きさによって銀行からの借入額が決まるため、資本金を1円にして会社を設立することはあまり得策とはいえないでしょう。
だからといって、資本金が多ければ多いほどいいわけではありません。
例えば、節税を考慮した場合、資本金を1,000万円未満にすることで、消費税の納付を最大2年間免除できます。
また、日本政策金融公庫の新創業融資制度を利用すれば、無担保・無保証で、創業に必要な融資を最大3,000万円まで借りることが可能です。
金利は約2%であり、無担保・無保証の融資としては低く抑えられています。
返済期間も設備資金は20年以内、運転資金は7年以内と長く設定されています。
中小企業や個人事業主の起業を支援する制度のため、自己資金割合の要件が緩く、融資実行までのスピードが速いのも特徴です。