会社設立を電子認証でするには
会社設立には定款の作成が必要となります。
定款は、いわば“会社のルールブック”のようなものです。
定款を作成する手段には、「書面」か「電子」の2種類があります。
定款は作成後に公証役場からの認証を受ける必要がありますが、電子定款であればオンライン上で手続きが可能です。
また、紙の定款では用意しなければならなかった収入印紙も不要となります。
電子認証を受ける流れとしては、まず文書ファイルで定款を作成します。
問題がなければ、定款を電子署名挿入機能がついたPDF変換ソフト等でPDFに変換しましょう。
定款をPDFに変換したら次は電子署名の挿入ですが、電子署名には「住民基本台帳カード」と「電子証明書」が必須です。
電子証明書は住基カードのICチップ内にあり、これを読み取るためにはICカードリーダライタが必要となりますので注意してください。
電子証明書をPDF定款に埋め込んで電子定款を作成したら公証役場に送信し、手続きは完了です。
ただし、認証された電子定款はオンライン上ではなく、公証役場で直接受け取らなければなりません。
受け取りの際には、必要な持ち物等も事前にチェックしておきましょう。

