会社設立の条件

会社の設立において、有限責任となる株式会社か合同会社のどちらかを選ぶのが一般的といえます。
なぜなら、会社の形態には合名会社や合資会社などもありますが、この両者には無限責任を持つ社員が必須だからです。
そこで、企業数として最も多い「株式会社の設立条件」について見ていきましょう。

株式会社の設立には設立登記が必要です。
まず、設立登記に必要な会社のルールブックである定款を作成します。
定款の他、必要な書類をそろえた後で法務局にて登記を行います。
設立登記には登録免許税や定款作成費用などの費用が必要となるため、ある程度のまとまった資金の準備は欠かせません。

新会社法以前では、設立には最低1,000万円以上の資本金と3名以上の取締役が必要でした。
しかし、現在は1円以上の資本金と1名以上の取締役が必要とされ、設立条件が緩和されています。

資本金1円から設立可能でも、実際に事業を行っていくためには資本金が必要です。
資本金が少ないと取引先や金融機関からの信用も得られにくいため、銀行から融資を受ける、設立に関する助成金などを利用するなどして、準備をしておくことが現実的です。

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