自分でできる株式会社の作り方
株式会社の設立には、さまざまな手続きが必要になります。
通常は専門の代行業者や司法書士などに依頼するのが一般的ですが、自分で株式会社を設立することも可能です。
以下で、その手順をご紹介します。
まず、商号(会社名)や事業目的、本店所在地などの「会社設立項目」を決定します。
次に、定款の作成と認証です。
定款は紙ベースだけでなく、PDFファイルの電子定款も認められています。
紙の定款は4万円の収入印紙代が必要ですが、電子定款では不要です。
株式会社の設立には発起人が不可欠となり、定款には発起人の署名や氏名・住所・引受株数の記載が求められます。
これらの準備が整ったら、資本金の払込を行います。
資本金は1円から設定可能ですが、実際には100万~1,000万円程度が一般的。
ただし、資本金が1,000万円を超えると会社設立初年度から消費税が課税されます。
さらに、「株式会社設立登記書類」の作成を行います。
作成の際は、会社の形態や機関設計によって必要な書類が異なるので注意しましょう。
資本金の払込から2週間以内に法務局で登記を行ってください。
登記の申請を行うのは、原則として代表取締役となります。