いくら位なら借入れしやすいのか
借入しやすい金額は、資金使途、つまりお金の使いみちによって変わってきます。
お金の使いみちには「創業資金」「設備資金」「運転資金」があり、それぞれに借入れしやすい金額の目安があるため、把握しておくことが大切です。
創業資金を借入する場合は、創業時に必要な資金を明確にすることで希望の金額を借りやすくなります。
代表的な創業融資である日本政策金融公庫の新創業融資制度の場合、融資限度額は3,000万円ですが、融資実績では500万円以下の融資が半分を占めています。
設備資金の借入は設備購入という使いみちが明確ですので、見積金額の範囲内であれば希望の金額を借りやすいです。
ただし、世間の相場を大きく超えるような見積もりは、融資を受けにくくなりますので注意してください。
運転資金は会社を運営するために必要な資金で、借入する場合は月商の2~3カ月程度の金額が借りやすい目安となります。
これより多い金額の場合、計画性がないと判断される可能性があります。事業を発展させるためであれば、なぜその金額が必要なのかを明確にしておきましょう。