法人融資でみられる融資のポイント
銀行や日本政策金融公庫などの金融機関に法人融資を申し込む際、どのような点を見られるのでしょうか。
主なポイントは次の3点です。
金融機関が最も重視するのは「財務内容」です。
具体的には損益計算書の営業利益、経常利益が黒字であることが重要になります。
赤字の場合はその理由が一時的であること、将来的には黒字になることを事業計画書で説明することが必要です。
貸借対照表の純資産がマイナスの場合は、債務超過となって融資が難しくなります。
その場合は、経営改善計画書で今後における対策をしっかりと説明できるとよいでしょう。
また、「資金使途」も重要なポイントです。
融資がどのような使途で使われるかによって、融資金額の妥当性が検討されます。事業計画書だけでなく、資金繰り表を作成して資金の必要性や金額を明確にしておくことが望ましいです。
さらに、金融機関は貸したお金を確実に回収するために「返済原資をどのように確保するか」も重視します。
返済原資を明確に説明できるよう、過去だけでなく将来の資金繰り表も作成して備えておきましょう。