「出資」「融資」「投資」それぞれ何が違うの?
資金調達の手段は主に「出資」「融資」「投資」の3つです。
それぞれの違いについて、説明していきましょう。
まず「出資」は、投資家が株券などを得て資金を援助することを指します。
投資家から受けた出資金は返済義務がないため、企業にとって安定した資金源となります。
出資した投資家は、企業の利益が上がると配当金を受けたり、株主総会で経営に参加できたりします。
次に「融資」は、銀行が企業にお金を貸すことです。
融資は借金なので返済義務があり、企業は利子を上乗せした金額を銀行に返済します。
融資を受けるためには、ある程度の信用が必要です。
起業直後は信用が乏しいことから、融資が受けられない場合もあります。
最後に、将来利益を得ることを目的として資金援助することを「投資」といいます。
株式投資や債権投資、投資ファンドなど、その手段はさまざまです。
“資金を援助する”という点では出資や融資と変わらないため、これらは広義的には「投資」に含まれる場合もあります。