社印、角印、銀行印の印鑑登録について
法人の印鑑には、主に「社印」「角印」「銀行印」の3つの種類があります。
社印は会社の実印であり、法人登記の際に登録する印鑑です。
法人実印、丸印とも呼ばれます。
重要な書類に押印するときに、使用する印鑑です。
印面には中央に役職名を彫刻し、それを囲むように社名を彫刻します。
角印は名前の通り、四角形の印鑑です。
社内文書や領収書などへの押印に使われます。
印面には会社名のみ彫刻します。
銀行印は、法人の銀行口座を開設するときに銀行に届け出る印鑑です。
中央に「銀行之印」と彫刻し、周囲には社名を彫刻します。
社印は、営業所のある住所の登記所で印鑑届書を提出して登録します。
印鑑届書には会社の商号や提出者の氏名の他、提出者の個人の実印の捺印も必要です。
さらに、提出者本人の印鑑登録証明書(発行後3カ月以内)を添付します。
印鑑登録証明書は、会社の登記申請でも使用するものです。
印鑑届書にある「印鑑証明書は登記申請書に添付のものを援用する」にチェックを入れると、1枚の印鑑登録証明書で登記申請と社印登録の両方に使用できます。

