起業をする前に読んで、資金調達の方法
起業して資金が必要になった際は、資金調達が必要になります。
「資金調達」と一口で言っても、その方法はさまざまです。
起業する前に、どのようなものがあるのか知っておきましょう。
まずは、友人や親族などからの借入です。
利息の支払い義務がないことが多いため、返済時の負担が少なく、資金繰りの負担が比較的軽いと言えます。
しかし、返済が遅れたり、できなかったりすると、人間関係が悪化するなどのデメリットもあります。
外部からの資金調達の代表例としては、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」が挙げられます。
これは無担保・無保証で設備資金と運転資金の融資を受けられる制度です。
ただし、融資を受けるには審査があるため、創業計画や資金繰り表の作成が求められます。
また、少し制度が複雑になりますが、各自治体の制度融資もよく利用されている資金調達のひとつです。
事業主は信用保証協会に信用保証を申し込み、保証料を支払って保証人になってもらいます。
デメリットは、申請後から融資を受けられるまで数カ月かかるケースもある点です。
こちらの制度融資も新創業融資制度と同様に、しっかりとした創業計画書などが必要になります。