会社設立に必要な定款を作る為にどうすればいいのか
会社を設立するには「定款」が必要です。
定款とは会社の基本的な規則が記載された文書で、“会社の憲法”とも呼ばれます。
インターネットで公開されている定款のひな型を使用すればある程度は作成が可能ですが、知識が求められますので司法書士か行政書士に依頼する場合も多く見られます。
法人の登記手続きの代行は司法書士の業務であり、一般的には定款の作成も司法書士に頼むことが多いです。
あるいは、会社設立後に許認可が必要な事業を行う場合は、行政書士に定款の作成を依頼される方もいます。
定款を作成するには、「会社設立の目的」「商号」「本店の所在地」「出資額または出資できる最低額」「発起人の氏名または名称及び住所」「発行可能な株式の総数」等、必要事項を記します。
定款には記載必須の「絶対的記載事項」という項目もあり、記入が漏れていると無効になってしまうため、自分で作成する際には十分に注意を払わなけれなりません。
また、株式会社の場合は公証役場から定款の認証が必要ですが、合同会社は不要です。
認証には「紙」と「電子」の2通りあり、紙の定款は収入印紙代として4万円がかかり、電子定款は印紙代が不要です。