【新宿の税理士が指南】創業融資を勝ち取る事業計画書の書き方|日本政策金融公庫の説得ポイント

新宿で新たな事業を立ち上げ、創業融資による資金調達を目指す起業家にとって、「事業計画書」は最も重要な書類です。これは単なる作文ではなく、あなたの情熱やアイデアを、金融機関が理解・納得できる「論理的な物語」として伝えるための、強力なプレゼンテーションツールとなります。

特に、多くの起業家が利用する日本政策金融公庫や銀行の融資担当者は、日々何百という事業計画書に目を通しています。彼らを惹きつけ、「この事業になら融資できる」と確信させるためには、ポイントを押さえた説得力のある計画書を作成することが不可欠です。

当事務所は、新宿という競争の激しいエリアで、数多くの起業家の創業融資をサポートしてきた税理士事務所です。ここでは、融資担当者の視点を踏まえ、「勝つ」ための事業計画書の作り方を、具体的な項目に沿って徹底的に解説します。

なぜ事業計画書は重要なのか?融資担当者は「何」を見ている?

融資担当者が事業計画書から知りたいのは、究極的には「貸したお金が、利息を含めてきちんと返ってくるか?」という一点に尽きます。その判断材料として、彼らは以下の2つの側面からあなたの事業を評価します。

  • 定性的な側面:あなたの事業に対する経験や情熱、ビジネスモデルの独自性や将来性など、「物語」としての魅力。
  • 定量的な側面:売上や利益、資金繰りの計画など、「数字」としての実現可能性と安全性。

この「物語」と「数字」の両方に一貫性があり、強い説得力を持っていることが、融資を勝ち取るための絶対条件です。

融資審査で最重要視される項目と「税理士が教える」書き方のコツ

決まったフォーマットはありませんが、日本政策金融公庫の様式などを参考に、以下の項目は必ず盛り込みましょう。

1. 創業の動機・経営者の経歴

【審査のポイント】なぜこの事業を始めるのか?創業者にこの事業を成功させる能力はあるか?
単なる自己紹介ではありません。「これまでの職務経験で培った〇〇というスキルが、今回の事業の△△という部分で直接活かせます」というように、自身の経験と事業内容を具体的に結びつけて説明しましょう。異業種からの挑戦であっても、マネジメント経験や顧客対応スキルなど、必ず活かせる強みがあるはずです。ここでの説得力が、人物評価の基礎となります。

2. 取扱商品・サービスとその「強み」

【審査のポイント】その商品・サービスは誰のどんな課題を解決するのか?他社との違いは何か?
「高品質」「美味しい」といった抽象的な言葉だけでは不十分です。「〇〇産の厳選素材と独自製法により、他店より20%原価は高いが、健康志向の30代女性に響く付加価値がある」など、ターゲット顧客、提供価値、競合との差別化ポイントを明確に示しましょう。

3. 市場環境と競合分析

【審査のポイント】事業を取り巻く市場は有望か?競合の状況を把握し、勝ち筋を見出しているか?
「市場は拡大傾向」と書くだけでなく、公的な統計データなどを用いて客観的に示します。特に新宿のような激戦区では、「競合は多いが、〇〇の分野に特化したプレイヤーは不在」「△△の点で自社に優位性がある」といった、ニッチな市場や独自のポジションを明確にすることが重要です。

4. 販売戦略・マーケティング

【審査のポイント】具体的にどうやって顧客を見つけ、商品を届けるのか?
「SNSで宣伝します」では計画とは言えません。「Instagramで〇〇に関心のある層にターゲット広告を打ち、初回限定クーポンで来店を促す。月の広告予算は△万円」というように、具体的な手法、ターゲット、予算まで落とし込んで説明しましょう。

5. 資金計画と収支計画【税理士の腕の見せ所です】

【審査のポイント】事業に必要な資金はいくらか?売上・経費・利益の予測は妥当か?資金繰りは回るのか?

ここは事業計画書の心臓部であり、最も専門性が問われる部分です。起業家の「情熱」を、金融機関が納得する「数字」に翻訳する作業であり、まさに私達税理士が最も貢献できる領域です。

  • 必要な資金(資金計画):店舗の敷金礼金、内装工事費、設備費、当面の運転資金などを、見積書に基づいて1円単位で正確に積み上げます。自己資金がどれだけあるかも、事業への本気度を示す重要な指標です。
  • 収支計画(損益計画):売上予測は希望的観測ではなく、「客単価 × 座席数 × 回転率 × 営業日数」といった計算根拠を明確に示します。家賃や人件費、水道光熱費などの経費も、現実的な数値で見積もることが不可欠です。「利益が出ているのに現金が足りない」という黒字倒産を避けるため、資金繰り表の作成も極めて重要です。

この数字の説得力が、融資の可否を決めると言っても過言ではありません。当事務所では、お客様の事業モデルに合わせた実現可能な計画策定を、強力にバックアップします。

新宿で創業融資をお考えなら、事業計画書の作成から専門家にご相談ください

優れた事業計画書は、融資獲得の鍵であると同時に、あなたの事業を成功へと導く「羅針盤」となります。しかし、多忙な起業準備の中で、このクオリティの高い計画書を独力で作成するのは容易なことではありません。

あなたの情熱とアイデア、そして私達税理士の持つ財務・会計の専門知識。この二つを掛け合わせることで、金融機関も納得する、実現可能性の高い事業計画書が完成します。新宿で夢を実現するための第一歩を、ぜひ私達と一緒に踏み出しましょう。

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