行政書士の登記申請について
会社の設立には、登記申請が必要です。登記申請とは、会社の商号や本店所在地、事業の目的など、会社に関する必要項目を法務局に登録し、公的に法人として認められるための手続きを指します。
登記申請に必要な登記申請書の作成は、会社設立者だけでなく、外部の司法書士への依頼も可能です。
報酬をもらって登記申請書を作成できるのは、司法書士の独占業務となります。
会社の設立には登記申請書の他にも、定款や発起人議事録、取締役就任承諾書などの書類が必要となりますが、これらの作成は行政書士の業務とされています。
ここで注意したいのは、行政書士が登記申請を行う場合です。
先ほど紹介したように、登記申請は司法書士の業務であり、本来であれば行政書士が行うことはできません。
行政書士が登記申請の代行や申請書を作成することは、法律により禁じられています。
また、会社設立には書類の作成の他、許認可申請が必要なケースもあります。
これは行政書士が行える業務のひとつです。
法人の設立には最終的に登記申請が必要になるため、行政書士と司法書士とで連携して進めていくことをおすすめします。

